THE BEATLES / FOUR SIDES OF THE CIRCLE 【5CD】

THE BEATLES / FOUR SIDES OF THE CIRCLE 【5CD】

販売価格: 8,000円(税込)

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■今までどこにも収録された事のない数多くの初登場音源を含む究極のセット。
■既発より長く、今回初めて未編集で収録されるものを含む。

ビートルズの『リボルバー』はそれまでのものと一線を画す新時代のアルバムとなった。50年代のオールディーズを延長させたビートルズの音楽性は、『BEATLES FOR SALE』あたりまではその残渣を残しており、世間の扱いもアイドル的なものであり、実際に『HELP』には「四人はアイドル」という邦題が付与されている。しかしその『HELP』で垣間見せた芸術性の高さは『RUBBER SOUL』で深化し、ビートルズが一介のアイドルの範疇に収まらない存在になりつつあったことを示していた。それまでレコーディングと並行してツアーを行なっていたが、1966年にツアーを停止した後は、スタジオワークの粋を結集して『サージェントペパーズ』を作ることになる。このアルバムは内外で高い評価を受けるが、その製作のきっかけとなったのが『リボルバー』であったと思われる。なるほど時期的な理由もあるが『リボルバー』からはステージで1曲も演奏されることなく、また当時の技術でステージでの再現が困難な楽曲が多い。唯一シングルで発売されていた同時期のレコーディングである「ペイパーバック・ライター」が1966年ツアーで演奏されたのみで、裏面の「Rain」などはテープの逆回転を利用しているためステージでは到底不可能なものであった。おそらく『リボルバー』でスタジオ製作の醍醐味、面白さをビートルズは感じ取ったに違いない。もっと時間をかければさらに濃密度のアルバムが出来るのではないかと考えたはずである。それが後のツアー活動中止とサージェントペパーズに繋がったのである。ツアーと平行したアルバム製作と、スタジオに籠ったアルバム製作の分岐点にあたる時期のアルバム、それが『リボルバー』である。本作はそのアウトテイクや様々なバージョンを収録したタイトルである。

【PAPERBACK WRITER】
『リボルバー』のレコーディングは1966年4月6日から約2か月半に渡って行なわれた。最初に着手されたのは「Paperback Writer」と「Rain」のビートルズ12枚目のシングル両面である。この曲がベースラインを強調するラウド・スピーカーを導入した最初の曲であり、ポールのベースがこの曲を境にビートルズ・サウンドの中核を担っていくことになる嚆矢となった。4月13日のセッションはテイク1と2。ポールが「OK、Go!」という呟きと共にテイク1はブレイクダウンで終わっている。スタジオ内でポールに対しジョージとリンゴも意見を述べている様子がここに収録されている。テイク2は完奏するもボーカルを入れず演奏に専念している。薄っすらとポールがオフマイクでブレイク部の「ペイパバ〜」と歌っているのが聞こえる。4月14日のセッションではボーカルとコーラスが2日前にレコーディングしたバッキングに重ねる作業が行なわれている。ポールのボーカルは2度別々に録音され、最終的にそれを重ねて完成バージョンとなっている。本作にはその2度のボーカルをそれぞれ別個に収録している。コーラスも同様の処理で録音されているので、ジョンの声などかなりクリアに聴こえる。この2度別個に録音されたボーカルとコーラスはトラック7に重ねられ、4×2の8人のビートルズによる重厚なものになったというわけだ。

【RAIN】
前述の「Paperback Writer」と同日に「Rain」も録音されている。この曲はジョンの気怠い歌いまわしと共に、初めてテープの逆回転を利用した不可思議な効果音が随所に散りばめられている事で知られている。聴きどころはジョンのメインのボーカルが入っておらず、コーラス部分のみのテイク5であろう。あのねちっこいボーカルと異なり、バック・コーラスのジョンの溌剌とした発声がこの曲を裏面で支えているというのが理解できる。もっともバッキングはテープ速度を落としスローになるような効果を狙ったのに反し、ボーカルはわざと録音時よりテープ速度を上げて録音され両者を重ねるといった、テープ逆回転以外にも複雑な手法で完成に至っており、その一端を本作で感じてもらえたらと思っている。リンゴ自身がベストプレイと自画自賛するドラムの評価が高い曲であるが、同時にポールのベースも素晴らしく独創的なものであり、まるでリード・ベースである。

【TAXMAN】
アルバムの冒頭を飾るのは珍しくジョージの曲である。『リボルバー』は初めてジョージ作の曲が3曲も収録されている点が特筆される。ジョンとポールは遅れてきたジョージの才能を認めたということだろう。歌詞の内容はジョージらしく町を歩けば足にまで課税されるといった皮肉に満ちたものである。高齢化が進む日本では社会保障費の確保が政治課題となっているが、60年代英国のウィルソン政権はこの時点で既に社会保障費の拡充のため富裕層に高額な税率を課しており、ウィルソンやヒースといった政治家の名前がコーラスに盛り込まれている。レコーディングは4月21日から始まった。「Paperback Writer」ではボーカルとコーラスを2度別個に録音することにより、それらを重ねて重厚なボーカル効果を作り出していたが、「Taxman」ではADT(Artificial Double Tracking)という技術が初めて導入されている。これは同一の音源を微妙にずらして重ねる事により同様の効果を得る画期的なもので、ボーカルの線が細いジョージ、何度も歌うのを面倒に感じていたジョンにとって福音ともいうべき技術であった。トラック22のテイク11は短いながら珍しいシングル・ボーカル、そしてトラック23はそれをADT加工したダブル・ボーカルとなっている。エンディングはリリース・バージョンと異なりタイトル・フレーズで締めくくるものとなっている。この楽曲のリード・ギターはジョージではなくポールが担当している。ソロにおける速弾きもポールによるものである。ジョージの立場がなくなるような上手さである。

【ELEANOR RIGBY】
「Paperback Writer / Rain」に続くビートルズ13枚目のシングルとなった曲である。ロックではない曲、しかも実質ポールのソロ楽曲をシングルとしてリリースするところがバンド内のこの時期の力関係を垣間見る思いである。ポールは現在のライブでも好んでこの曲を演奏しているが、その際はウィックスのキーボードのみで、後はコーラスのみで再現されている。オリジナルもその通りポールがボーカルを採り、ジョンとジョージがコーラス。リンゴは録音に参加していない。伴奏は弦楽八重奏のみで、スコアはジョージ・マーティンが担当した。ポールからはヴィヴァルディ「四季」のような感じでというリクエストがあったという。なるほど「四季」の「冬」を想起させる寒々とした雰囲気を持っている。トラック1はポール一人がギターを弾いて歌っているデモ音源。出所は不明だがポールが皆に聴かせるために自宅で録音したものであろう。ジョージとジョンが活用したADTに対しポールはまだ懐疑的だったのであろうか、「Eleanor Rigby」においてポールは何と4度もボーカルを歌い直している。本作ではシングル・ボーカルの生々しいポールの歌声が堪能できる。

【I’M ONLY SLEEPING】
この曲もまた、「Rain」と共にテープの逆回転が効果音として使用されていることで知られている。「Rain」と共通するのは気怠い雰囲気を醸す効果を狙ったという点で、特にこの曲においてはタイトルと合致するものである。テイク1はアコギでジョンがタイトルに反し元気いっぱいに歌っている。むしろコーラスのジョージの方が眠そうである。テイク2はいくぶんリリース・バージョンに近いがまだ眠りにつきそうにないノリがあり、途中で中断してしまう。トラック14はテイク11に新たなボーカルを重ねたもので、まだシングル・ボーカルである。これがテイク13になると最終バージョンに近い混沌とした雰囲気が感じられるものとなっているが、まだテープ逆回転が付与されておらずスッキリとした印象を受ける。これで完成とさせず更に味付けをしたところにジョンの拘りが見える。エンディングにインド風のギターが重ねられており、これはそのまま次の「Love You Too」の付箋となっている。

【LOVE YOU TO】
「Eleanor Rigby」同様に外部のミュージシャンを招聘してビートルズは演奏には参加していない。ジョージの生涯を捧げる事になるインド楽器である、タブラ、シタールなどインド楽器で全て占められておりメイン・ボーカルはもちろんジョージ。本作では4月13日に録音されたテイク7を収録している。

【HERE THERE AND EVERYWHERE】
5月26日に録音されたテイク1、4、5を収録している。テイク1はポールのとろけるような甘いボーカルが前面に出たものである。かなり丁寧に歌っているデモ音源のような仕上がりである。ホルンの類はまだ付与されていない。テイク4はハーモニー・トラック。テイク14はテイク13にポールのボーカルを重ねたものである。静かに裏声を駆使しつつ非常に美しいボーカルとなっている。テイク14はまだシングル・ボーカルで、6月17日に重ねるための別ボーカルを録音している。それがトラック24である。最初のボーカルに対し比較的地声に近い声で明るい発声をしており、あえて声色を変えて歌うポールの意図を伺い知ることが出来る。

【YELLOW SUBMARINE】
ビートルズ時代のみならず、リンゴの代表曲。「Eleanor Rigby」と両A面扱いでシングル・リリースされたアニメーション映画のタイトル曲である。クレジットは慣例でレノン=マッカートニーとなっているが、実質ポールの曲である。5月26日のセッション、テイク1はジョージやジョン、リンゴの会話が収録されている。ジョージが「マル!」と言っていることから、レコーディングにローディのマルも参加したという記録と一致する。ジョンのカウントによりテイク4が始まり、ギターのカッティングは至ってシンプルで歌入れの前のオケ録りである。続くテイク5はリンゴのボーカル・トラックである。リンゴはひとりでシンプルに歌っており、コーラスもダビングが重ねられておらずまさに生歌。トラック34は酔っぱらった船員風のジョンの合いの手のトラック。日付変わって6月1日のセッションでは、イントロにリンゴの語りが加えられた。トラック36は曲に加えられたサウンド・エフェクトのトラックである。先のテイク5が基本となり、それにコーラスやサウンド・エフェクトが重ねられ最終バージョンとなっている。トラック37から41はそれまで録音されたトラックを重ねていく過程を収録している。翌6月2日はブラス・セクションの収録が行なわれた。

【SHE SAID SHE SAID】
ドラッグの影響がモロに出たジョンの不可思議な曲である。俳優のピーター・フォンダとドラッグでトリップしていた時に、ピーターが「俺は死とはどんなものか知っているぜ」と言い出し、それをジョンが「そんなことは知りたくない」と遮ったというエピソードが曲の由来となっている。タイトルが「She」なのは語感が良かったこともあるだろうが、ピーター・フォンダ(= He)を隠蔽する目的もあった。どうもレコーディング時にメンバー間で口論が生じ、ポールがふてくされてスタジオを出てしまったため、録音はポールを除く3人で行なわれたというエピソードが残っている。「Taxman」のギターがポールを担当したのに対し、この曲のベースはジョージが弾いている。最初に収録されているのはジョンひとりがアコギを弾いてのデモ音源。メロディも最終バージョンと似たような異なるような未完成なものである。歌詞はまだ「He」になっている。テンポを変えたりメロディを変えたり歌いまわしを変えたりと、ジョンが試行錯誤しているのが興味深い。

【GOOD DAY SUNSHINE】
『リボルバー』にあって珍しくシンプルにレコーディングされた曲で、ポールがピアノを弾きながら歌っており、他のメンバーはコーラスのみの参加である。ポールはソロになって映画『ブロード・ストリート』で再録、1989年のゲットバック・ツアーで初めてステージで演奏している。はただし間奏のみジョージ・マーティンが弾いている。

【AND YOUR BIRD CAN SING】
疾走感あふるる名曲である。イントロから奏でられる印象的なツインギターはジョージとポールの共演。4月20日のセッションではテイク2にダビングが重ねられている。ジョンは比較的真面目に歌っており、サビのキメとなる「ミ〜」の部分で一旦ブレイクを入れるなどかなり面白いテイクである。エンディングに向かうたどたどしいギター・ソロはジョージ。とにかくジョージとポールのツインギターが聴き所の曲なので、ギターは何本も重ねて録音されているようだ。オリジナルとは異なる間奏のギター・ソロなど非常に面白い。またアンソロジーにも収録されたメンバー全員が笑い出してしまうテイクも、この日のテイク2へのボーカル録音時のものである。アンソロジーの解説書には「何か面白い事があったのだろう」と書いてあったが、これは典型的なマリファナ吸引後の症状であり、ジョージ・マーティンに隠れて全員でスタジオ内で吸ったのだろう。4月26日のセッションでは再びこの曲の再レコーディングが行なわれている。テイク10はジョンによるギター・カッティングが収録されている。そして注目はトラック36である。ジョンのボーカル・トラックがシングルで、迫力の生声で歌っている素晴らしいテイクなのである。その次のADTボーカルと比較すると厚みといった点では劣るが、それでも楽器がなくともジョンのボーカルだけで充分曲の魅力が伝わってくる歌唱である。

【FOR NO ONE】
「Here There And Everywhere」と併記してジョンが最も好きなポールの曲だと述べている名曲。メンバーが揃ったセッションでは時間をかけることが出来なかったかもしれないが、この曲は基本的にポールが単独でピアノでのレコーディングであるため、何度も繰り返しテイクを繰り返している様子が収録されている。5月9日のセッションはテイク1からテイク9まで曲の核となるピアノ・フレーズを重ねている。ピアノとドラムのみの演奏なのでポールとリンゴの二人だけがスタジオにいるのだろう。最終的に採用されたのはテイク10である。トラック11では加工なしの生々しいポールのボーカルを聴くことが出来る。印象的なフレンチホルンはまだ加えられておらず、非常にシンプルなポールの弾き語りとなっている。そのフレンチホルンは、ボツになったバージョンと採用されたバージョンの二つを本作に収録している。

【DOCTOR ROBERT】
ジョンが薬物を処方していた医師を歌ったものだと言われている曲。激しいギター・リフにジョンのボーカルが疾走し、ポールのコーラスが追い掛けるというビートルズ王道パターンの曲である。曲そのものは凡庸かもしれないが、ミドルの息を抜いたようなパートがあることで曲にメリハリがつき名曲たらしめている。トラック16ではエンディングでリリース・バージョンにはない部分が収録されており、曲の終わりも異なる興味深いものである。まだエンディングをどのようにするか決めておらず、あやふやに終わり、ジョンが「OK・・・」とメンバーに声をかけている様子が捉えられている。

【I WANT TO TELL YOU】
1991年ジョージの来日公演でオープニング・ナンバーに選ばれた曲である。ライブでは「WANNA」と歌われていた。トラック19は短いながらこの曲のレコーディングの際のスタジオの様子である。

【GOT TO GET YOU INTO MY LIFE】
派手なホーンセクションを加えた曲で、ポールはウイングス時代を含め自らのソロツアーでも好んで演奏しており、特に1979年ツアーではオープニングを飾っている。後に米国を席捲するブラス・ロックの嚆矢とも言うべき曲である。テイク5はアンソロジーにも納められた簡素なワーキング・バージョンで、最終バージョンにない歌詞も含まれていたり曲構成にも相違が見られる。注目は6月20日に収録された別ボーカル。最終バージョンよりテンポを速めてポールが溌剌と歌っているのが印象的である。6月22日に収録されたもうひとつの別ボーカルは、かなり最終形に近いものとなっている。

【TOMORROW NEVER KNOWS】
アルバム最後を飾るのは、まさに混沌という言葉がぴったりのジョンの「Tomorrow Never Knows」である。極端に加工されたジョンのボーカル、サウンド・エフェクトの数々、テープ逆回転を駆使した効果音、いずれもポールには不可能なジョンの世界観が溢れたビートルズの先駆性を体現した曲である。オールディーズ風のロックンロールを演奏していた時代からわずか数年でこのような境地に辿りつくビートルズの成長のスピードに驚かされる。テイク1は単調なコードに合わせて敢えてAMラジオから聴こえるようなボーカルエフェクトでジョンが淡々と歌っている。抑揚を意図的に抑えた歌いまわしであろう。4月27日にレコーディングされたテイク3はジョンのボーカルにエフェクトがかけられておらず生歌という趣である。最終バージョンに近い効果音などはこの時点で加えられている。次のサージェントペパーズを予見させる予告編の役割を果たしているといえる。

【ALTERNATE MIXES & WORLDWIDE VARIATIONS】
ビートルズのアルバムは時代が緩やかだったこともあり、世界各国によってミックス違いが数多く存在する事が知られている。有名なものではUK MATRIX 1の「Tomorrow Never Knows」などは全く別物といってもよい。このような世界各国盤のミックス違いを集めたのが最後のディスクになる。こうして並べて聴いてみると、同じ曲ながらこうまでも違うのかと驚かされることだろう。

【FOUR SIDES OF THE CIRCLE】
アルバム『REVOLVER』はレコーディングの日付を見てわかる通り、1966年6月末の日本公演時点で既に完成していた。しかし複雑なスタジオ効果を駆使していたため、実際にステージで演奏されたのはシングルでリリースされた「Paperback Writer」の1曲に留まっている。後年ポールが自身のソロになってからステージで演奏しているのは機材の発達に拠る所が大きいが、それのみならず、このアルバム収録曲全てをポールはソロ・コンサートで演奏しているところを見ても、これがポールにとって才能が最も充実していた時期であったという証明であろう。アルバム・アートワークも試行錯誤され、当初はビートルズ各人の写真を円形にコラージュしたものが候補に挙げられ、タイトルは「FOUR SIDES OF THE CIRCLE」(円の4面)という言葉遊びや「ABRACADABRA」など、混沌をイメージしたタイトルが考えられていた。レコーディングを終えたもののアルバムのタイトルが中々決まらず、日本公演で警備の警官が携帯していた回転式拳銃にインスパイアされたという都市伝説もある。結局、アルバム・ジャケットは旧知のクラウスブアマンが手掛けることになった。その出来栄えは素晴らしく、後年『アンソロジー』のアートワークを再び依頼することになる。本作はこの『REVOLVER』のスタジオ・セッションを集大成したタイトルである。美しいピクチャーディスク仕様の永久保存がっちりプレス盤。

DISC ONE
【PAPERBACK WRITER】
April 13, 1966
01. Take 1 (breakdown/Source 1)
02. Take 1 (breakdown/Source 2)
03. Take 2 (complete backing track)

April 14, 1966
Overdubs onto Take 2
04. First Lead Vocal & Backings +Guitar fills
05. Bass SI (multitrack)
06. Second Lead Vocal & Backings vocals
07. Mixdown full Take with organ SI
08. RM

October 31, 1966
09. RS from Acetate

MULTITRACKS
10. Separation process
11. All Vocals
12. Instrumental

【RAIN】
April 14, 1966
13. Take 4 (monitor mix- partial)

April 16, 1966 14. Take 5 Lead vocal + Bass SI
15. Backwards Tape
16. Take 5 Tambourine +extra vocals SI
17. Backing vocals overdubs Onto Take 6
18. Take 7
19. RM3

MULTITRACKS
20. George Martin on Backwards Tape
21. Drums on front

【TAXMAN】
April 21, 1966
22. Take 11 Single vocal track (partial)
23. Take 11 ADT vocal
24. Lead Guitar + Tambourine SI
25. More Guitar + Backing vocals SI
26. Take 11 with Overdubs

April 22, 1966
27. Reduction Take 12
28. Backing vocals remake SI

May 16, 1966
29. Intro SI
30. RM 4

June 21, 1966
31. RM 5 & 6 Edit
32. RS 1 & 2 Edit

MULTITRACKS
33. Tape Process
34. Instrumental

DISC TWO
【ELEANOR RIGBY】
01. Demo

April 28, 1966
02. Between Takes 1 & 2 (partial)
03. Take 14

April 29, 1966
04. Take 15 Single vocal track
05. Take 15 Paul vocal overdub
06. John & George Backing SI

June 6, 1966
07. Paul Third vocal SI
08. Paul Fourth vocal SI

June 7, 1966
09. Acetate test mix

【I’M ONLY SLEEPING】
April 29, 1966 (remake session)
10. Rehearsal
11. Take 1
12. Take 2 (breakdown)

April 27 & May 5, 1966
13. Take 11 with SI

May 6, 1966
14. Vocals SI on Take 11
15. Vocal overdubs w/Guitar SI

May 12, 1966
16. Take 13 RM5

May 20, 1966
17. Take 13 RS 1
18. Take 13 RS 2
19. Take 13 RM6

【LOVE YOU TO】
April 13, 1966
20. Take 7 RM1, 2 & 3 (longer)

【HERE, THERE AND EVERYWHERE】
June 16, 1966
21. Take 7 & Vocal SI from Take 13
22. Take 13 Harmonies SI (partial)
23. Take 14 (Take 13 with vocal SI)

June 17, 1966
24. Second Paul vocal & Lead Guitar SI

Monitor Mixes from Take 14
25. Composite #1
26. Composite #2
27. Off Line #1
28. Off Line #2
29.. Off Line #3
30. Off Line #4

【YELLOW SUBMARINE】
May 26, 1966
31. Take 1 (partial)
32. Take 4 (complete)
33. Take 5 Vocals Inserts SI #1 & #2
34. Take 5 John Vocal Insert SI

June 1, 1966
35. Spoken Intro (partial)
36. Sound & vocal effects

OVERDUBS ONTO TAKE 5
37. Paul backing vocal SI
38. Additional Backing Vocals SI
39. Backing Vocals with Mal on Bass Drum
40. All vocal tracks (multitrack)
41. Take 5 Alternate Sound effects Mix

DISC THREE
【YELLOW SUBMARINE】
June 2, 1966
01. Rough Remix 1 different Brass tape

June 3, 1966
02. Final Brass Band tape mix
03. RM 5

June 22, 1966
04. RS 2

MULTITRACK
05. Instrumental
06. Control Room Monitor Mix

EXTRAS
07. 1968 RM
08. 1996 Enhanced Mix

【SHE SAID SHE SAID】
March 1966 HOME DEMOS
HE SAID HE SAID SESSION 1
09-Demo #1
10-Demo #2 False Start
11-Demo #3
12-Demo #4
13-Demo #5

HE SAID HE SAID SESSION 2
14. Demo #6

SHE SAID SHE SAID SESSION 3
15. Demo #7 w/False Start
16. Demos #8 & #9

June 21, 1966
17. RM Acetate

CHANNEL MIX
18. Left (mono)
19. Right (mono)

【GOOD DAY SUNSHINE】
June 8, 1966
20. Take 1 with SI (Left Channel Mix Mono)

June 9, 1966
21. Overdubs onto Take 1 (Right Channel Mix Mono)

June 22, 1966
22. RM7
23. RS1

【AND YOUR BIRD CAN SING】
April 20, 1966 SESSION 1
24. Take 2 with Vocal track #1
25. Take 2 Bass, Guitar & Second Vocals SI
26. Take 2 Vocals Overdub #3 w/extra guitar solo SI
27. Take 2 with three vocals and SI (1996 composite)

April 26, 1966 RE-MAKE SESSION
28. Take 3 (breakdown)
29. Take 6 (final only)
30. Take 10 cymbal, tambourine & handclaps SI
31. Alternate Guitar SI #1
32. Take 10 RM5
33. Guitar SI #2 re-make (multitrack)
34. Guitar solos comparisons
35. Takes 10 & 6 Unreleased Instrumental

April 27, 1966
36. Takes 10 & 6 no ADT vocals
37. Vocals with ADT (multitrack)

May 12, 1966
38. RM 7 & 8 for the US

May 20, 1966
39. RS 1 & 2 edit for the US
40. RS 1 & 2 edit for the UK

June 7, 1966
41. Acetate Test Mix RM 9 & 10

June 6 & 8, 1966
42. Edit of RM 9 & 10 for the UK

MULTITRACK
43. Instrumental

DISC FOUR
【FOR NO ONE】
May 9, 1966 MONITOR MIXES
01. Rehearsal
02. Take 1
03. Take 2
04. Take 7
05. Take 8
06. Take 9

May 16, 1966
07. Take 10 SI #1 (monitor mix #1)
08. Take 10 SI #2 (monitor mix #2)
09. Take 10 SI (monitor mix #3)
10. Take 10 SI (composite monitor mix)
11. Take 10 SI Clavichord track
12. Take 10 SI Vocal track

May 19, 1966
13. Take 14 SI Alternate Horn (monitor mix)
14. Take 14 SI French Horn

MULTITRACK
15. Take 10 backing track

【DOCTOR ROBERT】
May 12, 1966
16. RM4 for the US
17. Acetate Test Mix

May 20, 1966
18. RS1 for the US

【I WANT TO TELL YOU】
June 2, 1966
19. Pre-Take 1 (partial)

June 3, 1966
20. RS from Take 4 (full intro)

【GOT TO GET YOU INTO MY LIFE】
April 7, 1966
21. Take 5

May 18, 1966
22. Tape reduction Take 9

CHANNEL MIXES
23. Take 8 partial from 5.1 mix
24. Take 8 with SI (Left Channel/mono)
25. Brass SI #1 partial from 5.1
26. Brass SI #2 partial from 5.1
27. Second Vocal SI partial from 5.1
28. Take 9 SI

June 20, 1966
29. RM8 different vocal at end

June 22, 1966
30. RS1 different vocal at end

EXTRAS
31. RM & RS End comparison JULY, 1966

CLIFF BENNET AND THE REBEL ROUSERS SESSION
32. Paul on Piano and Producer

【TOMORROW NEVER KNOWS】
April 6, 1966
33. Take 1 alternate intro
34. Take 1

April 27, 1966
35. Take 3 RM8 Mono Matrix II

June 6, 1966
36. Take 3 RM11 Mono Matrix I

June 8, 1966
37. Acetate Test RM11

June 22, 1966
38. Take 3 RS6

MULTITRACKS
39. Take 1 (mixing desk)
40. Take 3 (full end) (mixing desk)
41. Take 3 monitor mix
42. George Martin explains

DISC FIVE
ALTERNATE MIXES & WORLDWIDE VARIATIONS
【PAPERBACK WRITER】
01. 1966 Japanese EP Duophonic
02. 1970 US ‘Hey Jude’ LP Stereo reversed
03. 1979 unreleased US ‘Collector’s Items’ LP Stereo
04. 1982 UK ’20 Greatest Hits’ LP Stereo Center
05. 1983 UK ‘Abbey Road Show’ John Barrett Stereo
06. 1996 ‘Anthology’ Video Mix Stereo
07. 2001 ‘Beatles 1’ Video mix Stereo
08. 2009 ‘Rockband’ mix

【RAIN】
09. 1983 UK ‘Abbey Road Show’ John Barrett Stereo
10. 1996/2003 ‘Anthology’ Video Mix Stereo
11. 1996 ‘Anthology’ Laserdisc Stereo

【TAXMAN】
12. 1966 French ‘Revolver’ LP Mono clean intro
13. 1966 French ‘Revolver’ LP Stereo clean intro
14. 1966 Mexican ‘Revolver’ LP Mono clean intro
15. 1976 US “Rock ‘N’ Roll Music” LP Stereo reversed
16. 2009 ‘Rockband’ mix

【ELEANOR RIGBY】
17. 1968 ‘YS Film’ Stereo
18. 1987 ‘YS Film’ Laserdisc Stereo

【I’M ONLY SLEEPING】
19. 1966 French EP Mono slightly dif EQ
20. 1966 US “Yesterday and Today” LP Duophonic

【LOVE YOU TOO】
21. 2011 “LITMW” Video Stereo
22. 2011 5.1 separation

【HERE, THERE AND EVERYWHERE】
23. 1977 “Love Songs” LP Stereo reversed
24. 1980 “Ballads” LP Stereo

【YELLOW SUBMARINE】
25. 1968 ‘YS Film’ Stereo
26. 1982 UK ’20 Greatest Hits’ LP Stereo
27. 2009 “Rockband” mix

【AND YOUR BIRD CAN SING】
28. 1996 US “Yesterday and Today” LP Duophonic
29. 2009 “Rockband” mix

【FOR NO ONE】
30. 1977 “Love Songs” LP Stereo reversed

【DR. ROBERT】
31. 1996 US “Yesterday and Today” LP Duophonic

【GOT TO GET YOU INTO MY LIFE】
32. 1976 US “Rock ‘N’ Roll Music” LP Stereo reversed
33. 1976 Single Stereo with echo
THE BEATLES / FOUR SIDES OF THE CIRCLE 【5CD】

販売価格: 8,000円(税込)

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